★キャリパー干渉による装着不可車種★
・ヴィッツRS(90・130系)
・アレックス/ランクス(ZZE123)
・カローラアクシオ/フィールダー(140・160系)※275mmローター装着車
・カローラ系(AE101・AE111)スーパーストラット車

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AMF

アドバンスドメタルフォーミング

AMF、その技術はスポーツホイールの進化を促す

AMF(アドバンスド・メタル・フォーミング)とは

金属のパイプ軸を回転させ、そこに装填された原材料にローラーを押し付けて成型する、

回転塑性(ソセイ)加工の一種です。

イメージは陶芸の”ろくろ”と同じであり、ろくろに取り付けられた粘土が、

回転しながら手で少しづつ任意の形状に成型されていくのと同じ原理です。

鋳造と鍛造

一般的に鋳造成型のメリットは、高熱で溶かしたアルミ合金などを鋳型に流し込み、

ホイール全体を一体成型するためディスク面のデザイン的自由度が高く、

また、容易に大量生産ができるので価格を低く抑えられます。その反面技術的な側面から、

薄肉成型がしづらいため軽量化には限界があります。

 

また、鋳造で成型されたアルミ組織はムラが多く粒子の結びつきも弱いため、

強度的に強いとはいえませんでした。

 

一方鍛造ホイールは、アルミ素材や合金の塊を高圧プレス機にかけて成型します。

 

その結果、アルミ粒子がホイールの形状に沿って伸び固められるので

強さが生まれます(鍛流線:メタルフロー)。

 

さらに鍛造ホイールはその製法の性質上、軽量に仕上げることができるのです。

一見良いことずくめのような鍛造ですが「デザイン的自由度があまり高くない」という

決定的な弱点があります。先ほど述べたように、鍛造はプレス機によって

“押し潰して”成型するので、いわゆる回り込むような形状や重なり合う形状が一般的に

不可能とされるのです。

 

また鍛造はいくつもの製造工程を経るのでコストがかかってしまうという

デメリットも生まれてしまいます。

弱点を補う「第三の製法」が誕生

AMFでは、まずディスク面とその後形作られるリム部分を鋳造します。

そして鋳出されたディスク=リム素材をホイール専用スピニング加工機にかけ、リムの圧延処理を行います。